2011年12月21日

私の男

どうなんでしょうか…。
正直どこまでも暗い。そんな印象。
でもわたしは好きなんですよ、こんな物語が。

救われない。
そもそも物語の人物たちは救われたいなんて
考えてもいないかな…。

そんなところが共感といっていいのか。
好きでした。

私の男 (文春文庫)
桜庭 一樹
4167784017

行ったこともないのにオホーツクの海が目の前に見えて
冷気が漂ってくるような錯覚。

ふと振り向くと花と淳悟がこそこそと顔を寄せて話しているかのような錯覚。

怖いくらい。

ちょっとイライラするくらい。

読後何冊かの本を知人に渡したのですが
オススメはどの本?と聞かれ
自分が好きなのはこの本でした。でもオススメ…て言われると違うかもしれません。
自分にある程度の元気がある時に読んでください。
―と言って渡しました。

物語の中にうずまって息苦しくなってしまうかも。

―そうなるしかなかった。
それは思い込みかもしれないし。
逃避なのかもしれないし。
そしてただの言い訳かもしれない。
でも、やっぱりそれが事実なのかもしれない。


一番わたしの印象に残っているのは赤い傘。
いい男なのにだらしない。
邪魔で仕方いのにどうしようもなく必要。
そんな気持ちが凝縮されたような赤い傘。


桜庭一樹さん、初めて読んだのですが
絶対また手に取るだろうな、って思います。

激しいようで淡々としているような私の男…





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posted by おかあちゃん at 17:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | エンターテイメント♪:小説
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